OG/OBインタビュー
PORTFOLIOS

業界で活躍する先輩たちの作品
Works of seniors
active in the industry

松本 翔吾

アニメーター

松本 翔吾

スポーツジムなどの仕事を経て、24歳の時に東京デザイナー学院(現:東京ネットウエイブ)に入学。26歳のときにゼクシズに入社。『悪の華』や『少年ハリウッド』『舟を編む』などの制作に携わる。現在は主にアニメーションの原画を担当し、レイアウトやキャラクターの動きなどを幅広く手がける。

『舟を編む』

実写に近い
リアルな芝居へのこだわり。

『舟を編む』は実写化もされた有名小説のアニメ化作品。日常芝居にとことんこだわった作品です。例えば、箸の持ち方から本の持ち方、本のページのめくり方まで一挙一動にこだわりが詰まっています。リアルにこだわるために、実際に茶碗と箸を持ってご飯を食べる様子を録画して、それをもとに絵を描いたりしました。今まで自分が関わった作品の中でも特にこだわりが強い作品で、実写に近いリアルな芝居が見所なのでアニメに偏見がある人にも見てほしいと思います。もちろん実写版を見た方にも楽しんでもらえる作品だと思います。

制作で一番苦労したのは一話の主人公が辞書編集部に来るシーン。スローモーションのシーンだったのですが1カット8秒ぐらいのシーンで400~500枚近い枚数のカットを作りました。そのシーンは師匠の黒柳さんが初めて自分に重大な仕事を任せてくれたシーンだったので、プレッシャーも大きかったのですが、比例して終わったあとの達成感も大きく今となっては楽しい仕事だったと思っています。それだけ苦労して描いた1話だったので普段はあまりしないのですが、社長も含め会社のスタッフ全員で一緒にオンエアを見ました。

また1話から最終話まで全ての話数に携わったのもこの作品が始めてだったので、最終回が終わったときにはまさに燃え尽きたという感じでしたね。

『舟を編む』『フレームアームズ・ガール』
『クラゲの食堂』